引っ越してから三年、一度も開けていない段ボールが二つある。中身は分かっていて、片方は学生のころのノート、もう片方は台所用品の予備だ。
捨てるかどうかを決めるために開けるのだが、開けた時点で捨てられなくなるのは毎回同じで、今日もそうなった。ノートの一冊目に挟まっていた時間割を見て、四限まである日が週に二日あったことを思い出す。当時はそれを重いと思っていた。
台所用品のほうは、鍋つかみと計量カップと、なぜか同じ栓抜きが三つ入っていた。三つ買った覚えはないので、どこかの時点で二回もらったのだと思う。
結局ノートは本棚の下段へ移し、栓抜きをひとつだけ台所に出した。段ボールは一つ減って、体積としてはほとんど変わっていない。
夕方まで作業して、残りの一箱は開けなかった。開けない理由も、今日はうまく思いつかない。









